■リビング新聞・読売新聞 冬 取材記
最初にお邪魔したのは、敦賀市の「みなとつるが山車会館」。「山車」と書いて「やま」と読みます。毎年9月に行われる敦賀祭りで巡航する「山車」6基を収納していて、その内の3基が展示されています。2階のアリーナから間近に見るのも良いのですが、下から見上げると迫力満点。今回は、特別に展示スペースに入れて頂きました。役得、役得。
若狭町では、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている熊川宿にお邪魔しました。観光で訪れるなら、隣接する道の駅に車を停めて、のんびり散策するのがおススメです。個人的には秋雨に濡れた古い街並みも趣があって好きなのですが、撮影となれば別。この日はお天気も良く最高の撮影日和でした。
小浜市では「御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館」の2階にある若狭工房さんで、箸研ぎだし体験をさせて頂きました。小浜市は塗箸の全国シェア80%以上を誇る「塗箸の名産地」です。体験では、貝殻や卵殻が漆の中に埋め込まれているので、それを研ぎだします。職人さんが丁寧に教えてくれるので、誰でも世界に一つだけの「My箸」を作ることができます。モデルさんも自分のお土産だからか、かなり真剣な様子でした。
モデルさんたちが「箸研ぎ体験」をしている頃、別班は、一足先に美浜町の宿「入船」さんにご協力いただいて食材の撮影を開始。若狭路は「かに」「ふぐ」をはじめとする魅力的な「冬のグルメ」があります。その良さを写真で皆さんにお伝えするのは、実はなかなか至難の業。なので、「フードフォトグラファー」の肩書を持つ方に撮影して頂いています。茹でたての「かに」から昇る湯気や、透明感のある「てっさ」等、シズル感たっぷりに撮影しました。
食材の撮影の後は、モデルさん込みで、食事風景の撮影です。この段階で、既に4時間が経過しています。(それだけこだわって撮影しました)横で見ているだけ(?)の筆者でもかなりくたくたなのにカメラマンさんはまだまだ全開。流石です。ただ、夕飯とお風呂を頂いた後は即効「爆睡」状態。お疲れ様でした。明日も宜しくお願いします。
若狭町では「若狭三方縄文博物館」で「勾玉づくり」を体験しました。この体験、子ども達に大人気との事で、よく小学生などが団体で訪れているようです。ただ、もちろん大人がやってもかなり楽しいです。「手造り=世界にただ一つ」という事で、体験後は皆さん大切に持って帰られるそうです。体験セットには革ひもも付いているのでネックレスや、携帯ストラップにするのも良いかも。
次にお邪魔したのは、今年(平成26年)7月にリニューアルOPENした福井県立若狭歴史博物館(小浜市)。(自称)理系の筆者、実はそんなに「歴史好き」ではありません。それでも重要文化財に指定されている仏像(複製)等は、どれも迫力がありながら、心癒される感じで、一見の価値ありです。また、「若狭の祭りと芸能」のコーナーでは、若狭路と「京の都」とのつながりが良く分かり楽しめました。筆者ががっつり観光しているうちに撮影は終了していました。(汗)
高浜町では、「まちの駅ぷらっとHOME高浜」にある「高浜市場きなーれ」にお邪魔しました。ここでは地元の新鮮な野菜等が販売されていて、地元の方も多く利用されるようです。撮影が午後からになってしまったので、売り切れてしまった商品もありました。人気商品は、午前中じゃないと買えないかもです。撮影も兼ねておやつに頂いた「高浜食べごろアイス」も絶品でした。